二〇一五年九月一五日

韓国との外交関係について

外交を感情により左右してはならない。自前の原理なのであるが韓国の外交に関して言えば、通用しない人がえている。保守系の論客の中にも日韓行を口にする方々が散見される。折しも嫌韓が出版業界でブームとなり、潜在的であった嫌韓感情が表面化してきたことも大きい。
 



外交は自分自身の憤懣を解消する道具ではない。ただ国益を追求するものである。これに異論を唱える向きはいないと思う。
 日韓関係は経済と安全保障の二点から極めて重要な二国間関係であり、双方の国民の感情にもかかわらず、この点に変化はない。国交正常化から今日までの韓国貿易字累積額は六三兆円にも達し、貿易相手国としては第三位に位置している。企業の生産拠点として、日本に近く、言葉の壁が低く、比較的整ったインフラを持つ国は未だに魅力的であり、韓直接投資は千億の多額に達している
 安全保障の点からみれば、朝鮮半島有事の際の邦人保護について課題は大きい。周辺諸国との係争に忙しい中国という隣国の存在を考えれば、日韓関係の化は、有事の不安材料となりかねない。 

 かつてフォークランド紛争/マルビナス争に際してチリは、英国に基地の提供を行い情報を提供した。こうした歴史の教訓まで含めて考えると、これ以上の日韓関係の冷却化は我が国の国益に反すると言わざるを得ない。

 とはいえ、韓国におもねる必要はまったくない。むしろ逆である。話と力は韓国にこそ使うべき手法である。北朝鮮と異なり、韓国にするオプションは豊富にある。韓国にしてどのような感情があろうとも、政府には冷な外交を求めたい。
 近年、日韓貿易と韓国への直接投資が減少傾向にある。この空白を埋めたのは中国である。嫌いであるという理由で、中国側の陣に韓国が組み入れられるのを傍していいのだろうかと者に問いたい。




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wadatsumipress at 21:48│Comments(0)飛騨川光徳 

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